どしゃ降り陣馬形
人生で3回目(くらい)のキャンプで
初めて陣馬形山に行った。
家からも遠くないしほぼ地元なんだけど、
当時はまだ今ほどは知られていなくて、
「ライダーさん達の間で人気の場所だよ」と
教えてもらった。
それでも夏の週末だったから、
いい場所はすでにいくつもテントが
張られていて、
テント3張りとタープを張りたい私たちは
一番下の段に設営することにした。
その頃は今のように階段もスロープも無く、
下の段に下りる道はすごく足場が悪かった。
しかも小雨が降ってきてズルズルの坂道を、
荷物の多い初心者ファミグルキャン勢は
何往復もした。
何とか設営を終え、みんなで夕飯を食べて
しばらくタープの下で談笑していたけど
その間にも雨はかなり強くなってきてた。
楽しみにしていた夜景なんて
見えるわけもない。
豪雨の中、少し不安な夜を過ごした。
朝起きると、テントは浸水していた。
タープはポールを下げていたけどそれでも
片側が崩壊していた。
荷物はほぼほぼ、ドロドロだ。
あ~あ~あ~あ~、大変だー!笑
なぜかみんな笑ってた。
子供たちも帰りたいなんて言う子は
居なかったし、
私もなんだかとっても楽しかった。
ぐちゃぐちゃを片付けながら、
みんなで朝ごはんを作って食べた。
あのキャンプの経験から、
初心者ゆえのいろんな反省点や改善点を
たくさん学ぶことができた気がする。
ポールは一本折れたし、
無駄に多すぎる荷物を運ぶのも、
ドロドロの荷物を片付けるのも、
めちゃくちゃ大変だった。
だけど思い出すのはやっぱりものすごく、
楽しかった気持ちばかりなんだよね。
今でも、雨のキャンプも
そんなに嫌いじゃない。
でもまぁ、
テントは乾いてから帰りたいけどね!
珈琲迷子
キャンプで珈琲をおぼえた私は、
職場でも家でも、珈琲を飲むようになった。
毎日一杯は飲む。
インスタントの時もあれば、
ドリッパーで淹れたり、
ビアレッティのエスプレッソメーカーで
淹れたり、
気分次第だ。
味なんてよくわからないけど
酸味が苦手な私は濃いめのエスプレッソの
方が好きだと思った。
でもエスプレッソには、めっちゃ細かく
挽いた豆を使うらしくて。
そうしたら予想以上にめちゃくちゃ苦い。
ラテにして飲むのがちょうどよかった。
ドリップするにしても、ネットの知識で
淹れてみてもなんだか美味しくないような
気がしてきた。
もしかしてもうやっぱり私は珈琲なんて
好きじゃないんじゃないかな。
難しい。難しすぎる。
だって、豆の種類から挽き方、分量、淹れ方
無限すぎる。
だいたい私は馬鹿舌だ。
ついでに言うと勉強も嫌いだ。
なにが美味しくてなにが正解なのか。
完全に迷子だ。しかもやさぐれた迷子。
一生インスタント飲んでりゃいい気がする。
そう思いかけていたけど。
そんな私に丁寧に珈琲を教えてくれる友達。
自分で勉強して仕入れた豊富な知識を
惜しみなく教えてくれる。
影響を受けてハマれるほど単純じゃないし
道具も揃えられないけど、
教えてくれるならありがたく聞こう。
それで美味しく淹れられるなら。
うん。美味しい!
…ような気がするよ?
笑
まだまだ珈琲迷子の私
でもちょっとだけ、最初の頃の
楽しかった気持ち、蘇ってきたかも。
明日はもっと美味しく淹れてみよう。
6つのバーナー使い分け(後編)
前編で私をキャンプギアの魅力に
引き込んだアミカスさんは、
わりと早々に天国へ旅立った。
私の使い方が悪かったのか謎だけど、
4本の脚が全ていっぺんにプランプランに
なってしまった。
どーしよーかなー、そうは言っても
主婦のお小遣いだし。
でも、火がつけばなんでもよかった
以前の私にはもう戻れないわ...(´°̥̥ω°̥̥`)
そこに神が現れた...!
神はプリムスのウルトラバーナーのお古を
破格で譲ってくれた。乁(°ω°`乁)マジ神✧*。
その後も、スノーピークギガパワー
デルタポッドのお古も破格で譲ってくれた。
\\\神\( °Д° )/降\(°Д° )/臨///
どちらも絶好調で使えていて、
プリムスはイグナイターも現役で
常にザックに入れてあるし、
デルタポッドは分離型なのでキャンプで
一番使いやすく愛用してる。
その後、ただただカッコ良さとコンパクトさ
に惹かれてMSRポケットロケット2を
液体燃料系は私なんかには扱えない!
煤が出るのは面倒くさそう!
というマイナスイメージを乗り越えて、
MSRウィスパーライトインターナショナルを
仕組みやら詳しい手入れやら、
自分の持っていないモデルのことやら
全くわからないままだから、
バーナー好きとまでは言えないけど。
少なくとも、自分の元に来たバーナー達を
使う時間はすごくワクワクしてるし、
幸せを感じてる。
ところでアミカスさんは修理したら
直るのかしら?
誰か修理して使える人、貰ってください笑
6つのバーナー使い分け(前編)
ソロキャンプをするようになって、
これまでに6つのシングルバーナーを
使ってきた。
キャンプ初期の母子キャンの頃は
薄型のカセットコンロを使っていたけど、
いよいよソロキャンデビューをするに
あたって、初めてシングルバーナーへの
憧れが芽生えてしまった。
家族のレジャーではなく、私だけの趣味。
最初はできるだけ無駄な出費に気を使った。
最初は。できるだけ。
同時期にハマるべくしてハマったアマゾン沼の
中から私が選んだのは、
安くて赤くてかわいいやつ。
その頃はOD缶は高価だから使い慣れた
CB缶しかいらないと思っていたのもある。
すぐに着火スイッチは使えなくなったけど、
初めてのソロキャンプでも、じゅうぶん
使えたし、お気に入りだった。
そのうちに友達の影響で里山登山をする
ようになり、山ごはんに憧れ、
よりコンパクトなバーナーとクッカー欲。
当時にしては勇気を出して、SOTOのアミカス
を購入した。
その小ささと、初めてのOD缶とクッカーの
スタッキングのかっこよさは、
かろうじてまだ沼のふちにいた私の脇腹を
絶妙な力加減でつついて、私は笑いながら
沼にハマった。
レジャーから趣味へ。
必要な物から欲しい物へ。
人とウェイウェイから一人でニヤニヤへ。
カラオケ、飲み会、BBQ、グルキャン
どれとも違う
初めて私の『趣味』が見つかった気がした。
なんか少し長くなっちゃったので
あと4個のお話は to be continued!!
おそとコーヒー自家焙煎
数年前まで、コーヒーが全く飲めなかった私。
当時よく一緒にキャンプしていた中の1人が
毎回、朝になるとゴリゴリと豆を挽いて
コーヒーを淹れてくれるので、それだけは
貰って飲んでいた。
かなり薄めに淹れてくれていたのと、
キャンプ場の朝の空気に何故か合う気がして
一年経つ頃には、おかわりして飲むように
なり、そのうちに自分でも淹れて飲むように。
楽しいことは深く調べるのも楽しい。
私はドリップする時にぷくーっと膨らむのに
憧れて、それをやるには焙煎から時間が
経ってしまわない方がいいらしい。
なら、生豆からやろう。
最初は100均の、持ち手がついたザルを
2つ合わせてやってみた
ハンドピック、1ハゼ、2ハゼ。
仕入れたばかりの浅い知識で。
それでも、とっても美味しく淹れられた。
舌が馬鹿なのだ。
ホントはコーヒーの味なんて全然
よくわかってない。
雰囲気で美味しく飲めちゃう女なのだ笑
それでも楽しいからおっけー。
手に入れた焚き火ロースターで、焚き火焙煎。
人とキャンプする時よりは、一人で時間が
たっぷりある時にのんびりやるのがいい。
均一になんて煎れないし、
焦げたかな...って時もある。
それでも、大好きな『ぷく~~、プスッ』は
できるので、幸せなコーヒーが飲める。
もちろん簡単に飲みたい時には
インスタントだって美味しいし、
私にとってのおそとコーヒー焙煎は、
あくまでもキャンプの楽しみの一つ。
未だに豆の違いもわかりません笑
女子キャンプというもの
もう女子じゃないのに女子キャンプ。
そういう細かいこと言う男子は
先生に言いつけまーす。
私自身、「女子キャンパーでぇす☆」
なんて自称することは一生ないけど。
今回はそういうことではなく。
ソロキャンプ、グループキャンプ、
無骨風キャンプ、お洒落風キャンプ、
ミリタリーキャンプ、ツーリングキャンプ
私にはどれも魅力的で、いろんな友達と
いろんなテントでいろんなキャンプを
楽しむんだけど。
その中でも女だけのキャンプというものは
少し別物という気がする。
なんだかいつもやたらお洒落で映える。
上の写真の一見お洒落に見える
スルメビールは私のだけど。
私も女だけど、女友達とキャンプすると
ソロキャンプの時の晩酌のようなものなど
恥ずかしくて見せられたもんじゃない。
それは、キャンプする頻度の違いで、
一回のキャンプにかける気合いの違いでも
あるかもしれない。
女友達はほとんど私とのグルキャンしか
しないから。
でも決して映えのためだけに無理してる
とかではなくて、お洒落で映えさせる事
自体をも心から楽しんでるのだ。
それを含めたパーティーのようなキャンプ。
『無骨な野営』を楽しむのとそれは同じ。
もちろん私も、『女子キャンプ』を
楽しむことができる。
あれ、私、無骨な野営もできるし
かわいい女子キャンプもできる。
なんか超お得だね!!うふふふふははは。